■ RoundEngine の特長

本プロジェクトで開発中の RoundEngine は、ACC の欠点を少なくすることを目的としている。そのために「ACCとは異なる手法の曲面変換」および「独自構造の曲面」を採用した。


1. RoundEngine の曲面変換

ACC は曲面変換に「独自の数式」を用いていたが、RoundEngine は、

• 一旦 Catmull-Clark で新規頂点生成&頂点移動を行い、これらの頂点群から各種ベジェ曲線を近似生成する

方法を使用している。

この手法の利点は、曲面パラメータの補正がし易い、すなわち自由度が高いことである。 例えば 「隣り合う曲面での曲がり方が激しいときは、強制的に曲面間を折り曲げてしまう」 などの処理を行い易い。


2. Beziex 曲面 (2009版)

RoundEngine で変換される曲面は、Beziex(べジェックス)曲面(2009版) と呼んでいる独自曲面である。これは本プロジェクト主宰の EISHIN が、2009年に公開した独自アルゴリズムの曲面だ。
Beziex 曲面 (2009版) の利点は、曲面内部の自由度を高くしたまま、曲面間を滑らかに繋げることが出来ることにある。

なお Beziex 曲面 (2009版) も、PCやゲーム機内部で「ポリゴン変換」される。


3. その他

「事前処理」と「ゲームアプリ側の処理」の振り分けは、ACC と同様である。