■ 開発/実行環境 (概要)
(以下の文章では、"C# ソース" のことを コードネームの「Beziex Pcc C#」という名称で説明させて頂く) 注) Beziex Pcc C# で表示されるこの初音ミクの品質は良くないが、これはバグが残っているためであり、オリジナルモデルの品質が悪いためでは無い。あしからず。 1. はじめに Beziex Pcc C# は、 C# で記述されている「サブディビジョン・データ活用型 ゲーム用ミドルウエア」である。 フリーで公開しているが、ダウンロードファイルには「そのまま動作可能な実行ファイル」は含まれていない。プロジェクトファイル&ソースファイル という形で入っているので、各自ビルドする必要がある。 2. 稼動 OS Beziex Pcc C# をビルド&実行できる OS は Windows のみである。Windows のバージョンは「開発/実行環境 (ダウンロード)」の環境が動くものであれば大丈夫だと思うが、現在のところ Windows 7 SP1 32bit版 上でしか試していないのでご容赦願いたい。 3. 解像度 解像度は「1024×768」以上でなければならない(縦横ともこの解像度を下回らないこと)。また色数は「True Color (32 or 24ビット)」以上が望ましい。 4. 使用技術 Beziex Pcc C# では以下のような開発/実行環境を使用している。 1) C# コンパイラ 「Microsoft Visual Studio Community 2015」を使用 (v0.5.5b までは「Microsoft Visual C# Express 2010 SP1」) 。 2) .NET Framework 「.NET Framework」は C# と密接な関係にある。なお「Microsoft Visual Studio Community 2015」をインストールすると「.NET Framework 4.0」もインストールされるようだ。 3) WPF (Windows Presentation Foundation) ユーザーインターフェイス開発/実行用環境である。なお Visual C# にはユーザーインターフェイス開発環境として「Windowsフォーム」と「WPF」の2種類があるが、WPF の方が "構造が自分好み" なので (主に) コレを採用している。 ちなみに WPF を使用するためには「.NET Framework 3.0」以上が必須。 4) Windowsフォーム 残念なことに WPF には、スピンコントロールと言われる UI が入っていない。 「Beziex Pcc (C++)」ではスピンコントロールを使っているので、C# 版でも使用したいものだ。そのためこの部分は「Windowsフォーム」で代用することにした (v0.5.3a までは、サードパーティ製のWPF拡張である「Extended WPF Toolkit」を使用)。 5) DirectX(Direct3D) PC で 3DCG を表示させる際には、OpenGL もしくは DirectX の技術を用いることが多い。開発環境として C# を採用し、その上で 3D表示を行う場合は通常、「WPF の3D機能」「C# 用 DirectX」「XNA」「C# 用 OpenGL」のいずれかを使用する。このうち「WPF の3D機能」「C# 用 DirectX」「XNA」は DirectX系、「C# 用 OpenGL」は OpenGL系である。 その中で「C# 用 DirectX」は選択肢が一番多く、Microsoft が提供する「Managed DirectX」やサードパーティ製などが存在する。 6) SlimDX サードパーティ製「C# 用 DirectX」では、「SlimDX」と「SharpDX」が有名である。Beziex Pcc C# ではこのうち「SlimDX」を使用している。なお「Managed DirectX」は既に開発が中止されているので、使わないことにする。 7) Json.NET Beziex Pcc C# では、Debug用に任意の直線/点を追加して表示出来るようになっている(ただし条件有り)。そしてこの情報の追加は、JSON形式で記述されたファイルによって行う。 Json.NET は、このJSON書式を解釈するために用いている。 |