■ 操作方法
(以下の文章では、"C# ソース" のことを コードネームの「Beziex Pcc C#」という名称で説明させて頂く) 1. 「全般」タブ 1-1. サンプル・オブジェクト 1) リストボックス サンプルの中から表示したい形状を選択する。 2) 「サンプル表示」ボタン 通常はディセーブルであるが、後述する「カスタム・オブジェクト」の読み込みを行うとイネーブルになる。その時点でこのボタンを押すと、リストボックスのサンプルが表示される。 1-2. カスタム・オブジェクト 1) 「読み込み」ボタン 「pachesファイル」「cageファイル」の読み込みを行う。なおダウンロードファイルに添付されているカスタム・オブジェクト(ファイル)は、
2) 「書き出し」ボタン 「pachesファイル」の書き出しを行う。 1-3. 表示種別 注: 「面モード」(後述)では、表示種別は無視される。 1) 「シェーディング」ラジオボタン 形状をシェーディング表示にする。 2) 「シェーディング+境界曲線」ラジオボタン 形状をシェーディングおよび境界曲線(ワイヤー)で表示する。なお境界曲線の色は青または黄となるが、この詳細については "3) 「ワイヤーフレーム」ラジオボタン" で説明する。 3) 「ワイヤーフレーム」ラジオボタン 形状をワイヤーフレーム表示にする。なおポリゴンの辺の色は、以下のような意味を持つ。
ちなみに「境界を折れ曲げる」ためには、「"BxPccSDK (BxPcsSDK)"のAPIをコールしているプログラム」(例:BxPccWxWithDx、BxPcsWpfWithSdx)上から、BxPccSDK (BxPcsSDK) に対し明示的に設定してやれば良い。 しかし「境界が折れ曲げる」のはそれだけでは無く、「BxPccSDK (BxPcsSDK)」内部で "滑らかに繋げたまま曲面化するのは困難" と判断された時も、自動的に「折れ曲がった」状態に設定されることになる。 4) 「すべて3角形にする」チェックボックス ON にすると、ワイヤーフレーム表示時に "ワイヤーフレームで囲まれた図形(ポリゴン)" がすべて3角形になる。 1-4. 「ケージを表示」チェックボックス ON にすると、ケージ (Catmull-Clark サブディビジョンの元ポリゴン) を表示する。なおケージの色は、以下のような意味を持つ。
1-5. 表示モード 1) 「全体モード」ラジオボタン このラジオボタンをONにすると、形状全体を表示する。 2) 「面モード(選択前)」 & 「面モード」 「面モード(選択前)」ラジオボタンをONすると、表示種別に関わらず「シェーディング+境界曲線」となる。ここで "形状のどれかの面(境界曲線で囲まれた内部)" をクリックすると、ラジオボタンが「面モード」に変わり、その面だけが表示されるようになる。 3) 「ワイヤーも表示」チェックボックス ON にすると、「面モード」のとき(「選択前」では無い)にワイヤーフレームも表示する。このワイヤーフレームは通常 黄色であるが、境界曲線No.0 (プログラム内部で使用)の箇所だけは青で表示される。またさらに頂点No.0 (これもプログラム内部で使用)の箇所には、小さな正八面体を表示する。 4) 「再選択」ボタン 「面モード」のとき(「選択前」では無い)、有効となるボタンである。このボタンをクリックすると、「面モード」 → 「面モード(選択前)」になる。これにより形状全体が表示される状態に戻り、再び面が選択できるようになる。 5) 「選択面No.」表示欄 「面モード」のとき(「選択前」では無い)、選択された面の番号が表示される。この番号は通常 Beziex Pcc C# のプログラム内でのみで使われている。しかし(この面No.を)「Debug用JSONファイル」内に記述することで、その選択面(のみ)が表示された場合に「追加の直線/点」も表示されるようになる。 1-6. 分割数 1) 「初期分割数」ボタン 各オブジェクトのデフォルト分割数に戻す。なおこのデフォルト分割数は、各オブジェクトの頂点数によって決まる。 2) 「スライダ&スピンコントロール オブジェクトの分割数に変更する。ちなみに最大分割数は、各オブジェクトの頂点数によって決まっており、頂点数がごく少ない場合は 64 である。 2. 「回転等」タブ 2-1. 「回転」 1) 「横スライダ」 Y軸(縦軸)まわりに回転させる。動かすと「縦スライダ」、「Z軸回転」スライダは中心位置に戻る。 2) 「縦スライダ」 X軸(横軸)まわりに回転させる。動かすと「横スライダ」、「Z軸回転」スライダは中心位置に戻る。 3) 「Z軸回転」スライダ Z軸(中心軸)まわりに回転させる。動かすと「縦スライダ」、「横スライダ」は中心位置に戻る。 4) 「初期方向」ボタン 最初の向きに戻す。 2-2. 「移動」 1) 「横スライダ」 X方向(横方向)に移動する。 2) 「縦スライダ」 Y方向(縦方向)に移動する。 3) 「初期位置」ボタン 最初の位置に戻す。 2-3. 「スケール」 1) 「スライダ」 拡大縮小を行なう。 2) 「初期スケール」ボタン 最初の大きさに戻す。 3. Debug用JSONファイル 3-1. 概要 Beziex Pcc C# では、以下のような条件の時に追加の直線/点を表示することが出来る。 a) 「カスタム・オブジェクト」に対してのみ可能。 b) 例えばカスタム・オブジェクトのファイルが "abc.patches" だった場合、JSONファイルは同フォルダ内に "abc.patches.json" という名前で置く。 c) 「面モード」のとき(「選択前」では無い)のみ、追加の直線/点が表示される。ただしファイル内に記述した面No.以外の時は表示されない。 またファイルの中身は、下記のように記述する。 { "surfaceNo" : 123, "data" : [ [ "point", 1.0, 2.0, 3.0 ], [ "line", 1.0, 2.0, 3.0, 4.0, 5.0, 6.0 ], [ "vector", 1.0, 2.0, 3.0, 1.0, 2.0, 3.0 ] ] } 3-2. 各要素の説明 1) "surfaceNo" 選択面No.を記述する(必須)。 2) "data" 追加する直線/点の情報を記述する。最低限 "point"、"line"、"vector" のどれか一つは記述すること。また各 "point"、"line"、"vector" は複数記述しても良い。 2-1) "point" "point" から始まる配列リテラル。"point" の後に、x、y、z 値を記述する。 2-2) "line" "line" から始まる配列リテラル。"line" の後に、x0、y0、z0、x1、y1、z1 の値を記述する。これにより、(x0, y0 z0)と(x1, y1, z1)を結ぶ直線が表示できる。 2-3) "vector" "vector" から始まる配列リテラル。"vector" の後に、xp、yp、zp、xv、yv、zv の値を記述する。これにより、点(xp, yp, zp)からベクトル(xv, yv, zv)が延びた形の直線が表示できる。 |